2019
06/27
今さら聞けない・・・
掃除口などのVP・VU兼用ってどういうこと?!
ある排水配管現場からの問合せ 「掃除口サイズ違い?」
「頼んだ掃除口が排水のパイプにはまらないんだけど。。サイズ違いじゃないの?」
ある日入った問合せに、慌てて調べてみるとどうやらサイズ違いではない様子。
商品はVP・VU兼用ステンレス掃除口です。
これ、経験を積んだ方なら常識ですが、意外とあるあるな問合せなんです。
「VP・VU兼用」となっている排水配管系の材料は、内径の小さいVPに差し込む場合、 外側のアダプターを外して使用します。
今は様々なWebサイトで配管材料も購入できますが、VP・VU兼用の掃除口の アダプターを外して使う、という説明はあまり見かけません。
初めて取り付けを行う場合に戸惑うケースも多いようです。
実際に外してみた!
箱から出したVP・VU兼用の掃除口は、外側のアダプターがついている状態。
この状態はパイプ内径の大きいVUに取付ける際の状態なので、VPに取り付ける場合、
アダプターを外さないといけませんが、意外とかっちりはまっており、手ではなかなか外れません。
カバーのくぼみ(画像の赤丸)部分にドライバーなどを差し込み、こじることで 外すことができました。
ちなみに、掃除口の蓋も、最初は傷がつかないようにひっくり返してねじ込んであります。
取付ける際は、掃除口レンチが引っかかるように、くぼみが天を向くようにしなければなりません。
「常識だろ!?」と言われそうでも、意外と知らないことはあるもの
配管の世界は奥深いもの。材料も分野が違えば勝手が違うものですし、新しい材料も 次々と出てきます。
「常識」と思っていることでも、新人さんや、これから増えるであろう 外国人の労働者には通用しないことも多いので、こうした方々が「何につまづくのか?」 ということにあらかじめ備えておくことも大事かも知れませんね!